場所: | 神奈川県立総合教育センター |
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参加者数: | 6名 |
期間: | 2024年10月24日(木) ~ 2024年10月24日(木) |
高校美術ご担当の指導主事の先生から「美術・工芸担当教諭の初任者に向けて、日本美術の鑑賞を主体的で対話的な深い学びの視点での指導法の工夫が図れるように、教師が日本の美術作品に接し親しむ活動を場を設けたい。また、この活動を通してプログラム自体の紹介も含め、学校での作品鑑賞のについて考えることが目的。教員の日本美術や文化の理解のために、作品や描画材料などについての知識を得ることと、作品に向き合う体験をすること、それらを通して、生徒が作品を介してコミュニケーションすることの面白さを実感できるような学習活動について考えることができるようにしたい」というご要望をいいただき、教員研修を実施しました。講師は小島有紀子、サポートは飯田茂雄、沼沢ゆかり、岡﨑瑠美(文化財活用センター企画担当)が務めました。事前打合せは講師往訪で1回、その後、メール・電話でやり取りの上、当日を迎えました。研修は9:15~12:00(途中休憩10分×2回)で行い、複製品は「松林図屏風」「遮光器土偶(前後分割)」を使用した研修内容としました。質問は随時お受けする形で、以下の時間配分で進行しました。
9:15~10:00 導入、文化財・鑑賞についての講義
10:10~ 松林図屛風の鑑賞 ※開梱、取扱いから説明、ファシリテーターの注意点を含む
10:50~ アウトプット①ワークシートで自分だけの松林図屏風をつくる
10:15~ アウトプット②グループワークで一番素敵な置き方を考える ※2021年度まで実施していた「松林図屏風をプロデュース!」
10:45~ 遮光器土偶(前後分割)の鑑賞とまとめ、アンケート
参加された先生は高校美術1年目の先生方ですが、鑑賞の授業自体はお好きな先生ばかりで抵抗なく授業を行なえていたとのことで、文化財の鑑賞の仕方が学びになったというご意見等をいただきました。
研修の様子①自然光による鑑賞
研修の様子②松林図屏風のワークショップ
研修の様子③松林図屏風のグループワーク
研修の様子④立体の鑑賞について