ぶんかつブログ

なりきりOPAMの楽しみ方(前編)

大分県立美術館(OPAM/オーパム)にて5月9日まで開催中のなりきり美術館。
これから行ってみようと思っているあなたや、どんな展示か気になっているあなた。そして、大分には行けないけれど、なりきり美術館を楽しみにしてくださっているみなさんへ、一足先にOPAMであそんできた私が会場をご案内します。
いざ、なりきりOPAM体験ツアーへ。

OPAMの1階に入ると、そこはもうなりきり美術館です。


 


なりきり美術館の会場は1階と3階にまたがっています。

1階アトリウムに入ると目に飛び込んでくる大きなバナーは、『びじゅチューン!』の歌「お互い擬態」でおなじみ、熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)です。大分の玄関口、大分空港から車で30分ほどのところにある熊野磨崖仏。一晩で鬼が積み上げたといわれる険しい石段を登ってようやくお会いできる、崖に彫られた大きな仏さまです。アトリウムの壁面いっぱいのバナー、なんとこちらはほぼ原寸大。向かって左の不動明王像は高さ約8m、右の大日如来像は高さ約6.7m。こんなに大きな岩に彫られているのですね。


2階デッキから見た熊野摩崖仏。大きいですね。

ここは井上涼さんと一緒に、大分の歴史や文化を知るコーナー。魅力あふれる大分の観光スポットや県内各地のお祭りを巡ってみましょう。


宇佐神宮や熊野磨崖仏、真木大堂など、大分の魅力あふれる史跡・祭事を映像とパネルでご紹介。

井上涼さんが現地に足を運び、見どころを紹介する新作動画も。

大分の名所を楽しんだら、OPAM3階の展示室へ。 『びじゅチューン!』の登場キャラクターたちを追いかけてエスカレーターを上がると、展示室の入口に到着します。

3階展示室では7つのテーマで「おおいた×びじゅつ」を楽しむことができます。
最初は「波」の部屋。

まずは葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏(なみうら)」に描かれた波の大きさを体感してみましょう。
さぁ、波になりきって思い切りジャンプ!高く跳ぶほど大きな波があらわれます。あなたは大波を出せるかな?


私は中波でした。

さらに、大分出身で世界的にも注目される生野祥雲斎(しょうの しょううんさい)による竹工芸の美術作品も展示されているので、じっくりみてみましょう。どちらも波をイメージしたものです。どんな波にみえますか?

 
生野祥雲斎作 《竹華器 怒濤》 (大分市美術館蔵)

ふたつめは「水墨」の部屋。
長谷川等伯が描いた国宝「松林図屏風」。屏風の中にはどんな世界が広がっているのでしょう。松林ズがOPAMだけの特別なステージをみせてくれます。


長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」(東京国立博物館蔵)の高精細複製品に松林ズが登場!?

この部屋では、日本の水墨画の流れのひとつ「豊後南画(ぶんごなんが)」を一緒に展示しています。大分で活躍した文人たちが精神性豊かにあらわした豊後南画。画の中に入り込んで、風景を味わってみましょう。


田能村竹田(たのむら ちくでん)筆 《高客聴琴図屏風》 (大分県立美術館蔵)

会場内の体験型コンテンツは全て写真撮影OKです。
素敵な写真が撮れたらぜひ、「#なりきり美術館OPAMフォトコン」のハッシュタグと一緒にTwitterやInstagramに投稿してくださいね。ベストショットに選ばれた8名の方に『びじゅチューン!』グッズなどをプレゼントします。
みなさんの楽しいなりきり写真をお待ちしています。

▷なりきりOPAMフォトコンテストの詳細をみる(OPAMウェブサイトへ)

なりきりOPAMの紹介はまだまだつづきます。この先は後編で。どうぞお楽しみに。

▷関連ブログ「なりきりOPAM開幕!」の記事を読む

びじゅチューン!× OPAM なりきり美術館

日時:2021年2月19日(金)~ 5月9日(日) 10:00~19:00

会場:大分県立美術館(〒870-0036 大分市寿町2番1号)

休展日:2021年3月22日(月)、3月29日(月)、4月19日(月)

主催:びじゅチューン!× OPAM なりきり美術館実行委員会、公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団・大分県立美術館、文化財活用センター、NHK大分放送局

料金:一般 300(250)円、大学・高校生 200(150)円
※1階 アトリウムは無料

※会期、開館日、開館時間、入館方法等については、諸事情により変更する場合がありますので、OPAMウェブサイトでご確認ください。

▷OPAMウェブサイトで展覧会情報を見る

カテゴリ: 展示・イベント