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ぶんかつブログ

ぶんかつブログとは
<ぶんかつ>スタッフが活動の舞台裏を紹介します。

〈ぶんかつブログ〉スタート!

2019年4月、文化財活用センターのウェブサイト (https://cpcp.nich.go.jp/)がリニューアルしました。そして、この機会に〈ぶんかつブログ〉を始めることになりました。
一番バッターは副センター長を務めております小林です。

文化財活用センターは昨年の7月に生まれたあたらしい組織です。愛称は〈ぶんかつ〉。東京、京都、奈良、九州の4つの国立博物館と東京、奈良の2つの文化財研究所と同じ、独立行政法人国立文化財機構の中にあります。

文化財活用センター開所式 スタッフ一同

ところで、「文化財」とは何でしょう。
「文化財」とは、たとえば、縄文時代の土器や、奈良時代の仏像、平安時代の絵巻物、戦国時代のお城のように、長い歴史のなかで人の手で作られ、今に伝わるものです。私たちは、これらの「文化財」を通して、昔の人たちの暮らしやこころに触れ、歴史と文化を学ぶことができます。

それだけではありません。近年、東日本大震災や熊本地震など大きな災害が続きました。その深い悲しみのなか、それぞれの地域に伝わる「文化財」が、人びとの心のよりどころとなり、新しい一歩を踏み出すちからの源となりました。こうした「文化財」のちからを目の当たりにするとき、私たちは、それらをこれまで守り伝えてきた人びとの努力を思わずにいられません。そして今度は、私たちが「文化財」を1000年先、2000年先の未来まで守り伝える努力を続けなければなりません。

「文化財」を未来に伝えるためのポイントは2つ。
1「文化財」を大切にすること
2 みんなが「文化財」を大切に思うこと


1については、みなさんすぐに想像がつくと思います。「文化財」は長い年月を経てきたものが多くとてもデリケートです。「文化財」のことをよく知る専門家が慎重に扱わなければならないことは言うまでもありません。たとえば、強い光にあてると、昔の絵は色あせてしまうことがあります、温湿度の変化や化学物質によりボロボロに劣化することもあります。そんなことが起きないように、博物館では「文化財」を展示して皆さんに見ていただく期間に制限を設けたりしています。
しかし、大切にするあまり、ずっとしまっておいたりしたらどうなるでしょうか。そもそも、その「文化財」のことを大切に思ってくれる人がいなくなってしまうかもしれません。大切に思う気持ちがなくなれば、「文化財」を未来につなぐことは到底かないません。そこで、この2つ目のポイントがあります。

文化財活用センター〈ぶんかつ〉とは、その名の通り「文化財」の「活用」をするところです。
では、「文化財の活用」とは何でしょうか。
〈ぶんかつ〉は、「文化財の活用」を

「文化財を大切に思う人を増やすこと」

と定義しました。そう、ひとりでも多くの人に、文化財に親しみ、その価値を感じる機会をつくることが〈ぶんかつ〉の仕事です。

映像を使って江戸時代の浮世絵の世界を体感する展示

そして、それはもちろん、1のポイント「文化財を大切にする」をおろそかにしていては成り立ちません。どうしたら、文化財が痛まないようにできるか。その環境をつくることも〈ぶんかつ〉の大切な仕事です。

保存の第一歩は温湿度管理から

〈ぶんかつ〉では、多くの人びとが参加できる展示やイベントを企画し、多くの人が「文化財」を大切に思う機会をつくっていきます。いっぽうで〈ぶんかつ〉では、一般の人びとには見えにくいところで「文化財」を守る活動もしています。このブログでは、そんな〈ぶんかつ〉の活動について、裏も表も包み隠さずお伝えしていきたいと思います。
みなさんに文化財を身近に感じていただけるように、文化財を大切に思っていただけるように、楽しい話題、ときには深刻な話題、さらに最新の情報も提供してまいります。

ここからはじまる〈ぶんかつブログ〉をご愛読くださいますよう、どうぞよろしくお願いします。

カテゴリ: ぶんかつとは