「見返り美人ミク」で修理プロジェクトを応援!
ひとりでも多くの方と一緒に過去と未来の懸け橋となって、かけがえのない文化財をつないでいきたい。その思いで文化財活用センター〈ぶんかつ〉と東京国立博物館(トーハク)が今年4月から実施している「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」。 その一環として、「初音ミク」とのコラボレーションが始まりました!
「初音ミク」を展開するクリプトン・フューチャー・メディア(株)との取組みで生まれたのは、「見返り美人ミク」。国内外で活躍するイラストレーターのRellaさんに担当いただきました。
「見返り美人ミク」Art by Rella (C) CFM
菱川師宣が描いた「見返り美人図」をモチーフに、紅色の鮮やかな振袖をまとい、前髪を立てて元結で結ぶ「吹前髪」姿のミクがふと振り返る一瞬が描かれています。
この素敵な「見返り美人ミク」のビジュアルを使ったグッズが、9月6日(火)から発売となりました。BIGアクリルスタンドや複製画、さらにトーハク本館の外観とゆりの木を背景にしたビジュアルで制作したポストカードなどのコラボレーショングッズがトーハクのミュージアムショップ、「見返り美人ミク オフィシャルECサイト」にて販売中です。
※アイテムにより販売場所、時期などが異なります。詳細はECサイトをご覧ください。
BIGアクリルスタンド
高さ約40㎝の存在感抜群のアイテムです
ポストカード
トーハク背景版もあります
また、〈冬木小袖〉修理プロジェクトとのコラボレーションで生まれた「〈冬木小袖〉ミク」でも大好評だった、ねんどろいどなど、今後もラインナップは追加予定です。どうぞお楽しみに。
売り上げの一部は、「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」の2作品をはじめとする文化財の修理に関連する費用として、トーハクに寄附されます。
「見返り美人ミク」を通じて、文化財修理を支援するプロジェクトに参加いただけますと幸いです。
▷見返り美人ミク オフィシャルECサイトを見る
https://mikaerimiku.official.ec/
トーハク平成館1階のガイダンスルームでは、トーハク・ぶんかつが「初音ミク」と行なった2つのコラボレーションを紹介する連動企画を10月2日(日)までの期間限定で行なっています。「〈冬木小袖〉ミク」「見返り美人ミク」を描いた2人のイラストレーター(森倉円さん、Rellaさん)へのインタビューや、大型タペストリーなどがあります。
インタビューでは、ビジュアルを描く際のこだわりポイントや、プロジェクトへ参加いただく方へのメッセージをご紹介しています。「着物にある模様はすべて手描きで対応しました。(Rellaさん)」と今回のコラボレーションならではの作成秘話も…。全文は会場でご覧ください。
連動企画の様子
「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」で修理を予定する「埴輪 踊る人々」や「見返り美人図」についてはプロジェクトページでご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
ブログをご覧いただいた皆さまのご来館、そしてご寄附を心よりお待ちしています。
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- 2022年09月08日 (木)