展示 ・イベント

日本美術のとびら

会期 2024年1月2日(火) ~  2024年3月31日(日)
会場 東京国立博物館 本館特別3室
開館時間 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※毎週金曜日と土曜日は夜19:00まで開館
※総合文化展の開館時間に準じます。
休館日 月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、年末年始(2023年12月25日(月)~2024年1月1日(月・祝))、その他臨時休館あり。
※2024年1月8日(月)、2月12日(月)、3月25日(月)は開館
観覧料金 (総合文化展)一般1,000円、大学生500円、高校生以下無料
※総合文化展観覧料または開催中の特別展観覧料(観覧当日に限る)でご覧いただけます。
ウェブサイト 東京国立博物館
https://www.tnm.jp/
 

 

 

「とびら」をあけて、日本の美術と遊ぶ体験展示

「日本美術のとびら」は東京国立博物館(トーハク)に来たお客さまに、いちばん初めに訪れていただきたい展示室です。「とびら」のむこうに広がる展示室で、もっと文化財が身近になるように4つのコーナーを作りました。どのコーナーでも、見て、体験することで、人から人へ受け継がれてきた文化財のすばらしさを体感できます。トーハクへご来館の際は、「日本美術のとびら」にぜひお立ち寄りください

※予定が変更になる場合があります。最新の状況は東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。

コーナー1:みる〈日本文化紹介映像〉
日本の文化・歴史の波を滑走! 言葉を超えた映像体験

日本美術を知る旅のはじまりに、トーハクのコレクションを代表する数々の名品で構成された映像「日本文化紹介映像 A GLIDE ON THE GREAT WAVE」を上映します(約8分)。映像は、浮世絵に描かれた〈江戸〉の町と、私たちがいる〈東京〉をダイナミックに行き来しながら、四季折々の風景や、伝統行事を楽しむ人々のいとなみのなかで育まれてきた、今に続く美意識を描いています。

コーナー2:たのしむ〈日本美術のデジタル年表〉
遊びながら日本美術の歴史を体感

およそ1万2000年前の縄文時代に始まる日本の美の流れを、幅14メートルの巨大スクリーンいっぱいに使用して、映像とデジタル年表で紹介します。オープニングムービーの後にトーハクの代表的な16の作品が表示され、それぞれの作品と連動した「わくわくポイント」に立つとポップアップされた作品画像を回転したり、拡大したり、ページをめくったりすることができます。作った人、使った人の心や暮らしを想像しながら、お楽しみください。

 

コーナー3:かんじる〈高精細複製品〉
複製品ならではの鑑賞体験

屛風と掛け軸、2種類の絵画作品の高精細複製品を、季節にあわせて展示します。
現在に伝わる文化財は、人々が四季にあわせて生活をいとなむ中で生まれた道具が、人の手から手へ受け渡されてきたものです。たとえば、屏風は部屋を仕切ったり目かくししたり、部屋を飾る道具(調度品)として暮らしの中で使われていました。このコーナーでは、最新のデジタル技術と伝統的な職人の技によって制作された複製品を、ガラスケースなしで細部までじっくりご覧いただけます。複製品に近づいて、そこから広がる景色や空間、音や季節などを想像しながらお楽しみください。

 

コーナー4:さわる〈8Kで文化財 ふれる・まわせる名茶碗〉
手と目を使って茶碗を楽しむ

かたちも重さも実物の文化財そっくりに作った茶碗型ハンズオンコントローラーを動かして、8Kモニター上の高精細画像を360度好きな角度から鑑賞できる、体験型デジタルコンテンツを展示します(体験時間:約5分)。つるつる、ざらざらといった手ざわりや、両手に持ったときの大きさ、重さなど、さわって感じる特徴は、それぞれの茶碗を味わう手がかりでもあります。6つの茶碗から好きなものを選んで、いろいろな角度から眺めてみましょう。まるで手に取っているかのように茶碗を楽しんだあとは、展示室にあるさまざまな器が今までとはちょっとちがって見えるかもしれません。


展示イメージ(2022年10月「未来の博物館」東京国立博物館)
展示予定

(屏風)

2024年1月2日~2024年2月25日 国宝 松林図屏風(高精細複製品)
2024年2月27日~3月末ごろ(予定) 国宝 花下遊楽図屏風(高精細複製品)

 

(掛け軸)

2024年1月2日~2024年2月25日 国宝 孔雀明王像(高精細複製品)
2024年2月27日~3月末ごろ(予定) 焔(高精細複製品)