複製の活用 2018年10月29日(月)

高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトが発足しました。

  文化財活用センターとキヤノン株式会社は、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトを発足させることになりました。

 2018年10月29日(月)、本プロジェクトについて報道発表を行うとともに、本プロジェクトの第一弾として、「綴プロジェクト」より文化財活用センターに寄贈される「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」の体験型展示の内覧会を開催しました。

   

 キヤノン株式会社は、これまで、特定非営利活動法人 京都文化協会と共同で取り組んでいる「綴プロジェクト」において、キヤノンの先進デジタル技術と京都伝統工芸の匠の技との融合による高精細複製品の制作を手掛けてきました。その成果物は国立博物館をはじめとする多くの美術館・博物館・寺社等に寄贈され活用されています。
現在、文化財の保存と活用をはかる上で、複製品の活用については大きな期待が寄せられています。文化財活用センターとキヤノン株式会社は、高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトを発足させ、多くの人に文化財に親しんでいただくための活動を進めてまいります。

 報道発表資料(PDFダウンロード)

 キヤノン株式会社 綴プロジェクト

■関連展示■

▼現在開催中の展示
高精細複製品によるあたらしい屏風体験
「平家物語 一の谷・屋島合戦図屏風」原本:大英博物館蔵
東京国立博物館 本館 特別4室
2018年10月23日(火)~12月2日(日)
東京国立博物館サイト_本展紹介

   


▼これからの展示
高精細複製品によるあたらしい屏風体験
国宝「松林図屏風」長谷川等伯筆 原本:東京国立博物館蔵
東京国立博物館 本館 特別4室
2019年1月2日(水)~2月3日(日)
※1月2日(水)~14日(月・祝)本館2室 国宝室での国宝「松林図屏風」(原本)の展示に合わせた企画です。