複製・デジタルコンテンツの利用

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阿弥陀如来立像(裸形)

阿弥陀如来立像(裸形) 全図
阿弥陀如来立像(裸形) 正面
阿弥陀如来立像(裸形) 左側面
阿弥陀如来立像(裸形) 背面
阿弥陀如来立像(裸形) 左斜側面

複製品詳細

名称 阿弥陀如来立像(裸形)
ふりがな あみだにょらいりゅうぞう(らぎょう)
員数 1躯
複製材質等 樹脂
複製制作年 2021
複製法量 像高106.5cm
複製制作 株式会社 京都科学

原品詳細

原品所蔵者 奈良国立博物館
原品材質等 木造、古色、玉眼
原品時代・世紀 鎌倉時代・13世紀
原品機関管理番号 658-0

作品解説

腹部に輪宝(りんぽう)、股間に蓮華形を付けるほか、裸形(らぎょう)に表された像。このまま安置するのではなく、布製の衣服を着せて祀(まつ)っていた。このような裸形像は鎌倉時代から作例が増加し、地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)や弘法大師像などもあるが、最も多いのは阿弥陀如来像である。鎌倉時代的な写実精神にのっとり、実際に布製の衣服を着せたという解釈がありうるが、同時にまた、この頃に浸透する生身(しょうじん)の如来、すなわち仏像をたんなる偶像としてではなく、生ある存在として崇める信仰とも関わる可能性がある。―ColBase 国立博物館所蔵品統合検索システムより