秋草図屏風(部分)
秋草図屏風 左隻
秋草図屏風 右隻

複製品詳細

名称 秋草図屏風
ふりがな あきくさずびょうぶ
員数 6曲1双
複製材質等 和紙に印刷・金箔
複製制作年 2019
複製法量 各 縦158.5×横362.6
複製制作 綴プロジェクト

原品詳細

指定 重要文化財
作者出土地等 俵屋宗雪筆
原品所蔵者 東京国立博物館
原品材質等 紙本金地着色
原品時代・世紀 江戸時代・17世紀
原品機関管理番号 A-11190(複A-11190-1)

作品解説

二つの画面で1セットの屏風です。淡いグリーンが透ける、金色のなだらかな地面の盛り上がりが幾重にも連なっています。ここは、起伏に富んだ場所のようです。そこには、薄(ススキ)、菊、萩、黄蜀葵(トロロアオイ)、芙蓉(フヨウ)、女郎花(オミナエシ)といった草花が勢い良く生い茂っています。草花の種類からいって、季節は夏から秋でしょうか。多くの種類の草花が描かれていますが、色合いは白、緑、黄色系にまとめられているので、爽やかな統一感があります。 左右の端にある菊は、貝殻から作られる白い顔料・胡粉を厚く盛り上げて描かれています。左右の端の菊がほぼ同じ高さに描かれているので、右と左の屏風を入れ替えても絵がつながります。地面の盛り上がりもつながります。澄んだ秋の空の下、草花が延々と続く野辺を歩く気分で、ご覧ください。 作者の俵屋宗雪は、江戸時代初期に活躍した俵屋宗達の後継者。はじめ京都で活躍し、のちに加賀金沢で前田家に仕えました。 ―ColBase 国立博物館所蔵品統合検索システムより

 

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