場所: | 青森県総合学校教育センター |
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参加者数: | 25名(研修参加教員)+5名(秀明大学学生・教員)+9名(青森県立美術館教育普及担当・鑑賞サポーター) |
期間: | 2022年8月18日(木) ~ 2022年8月19日(金) |
2020年・2021年に続き、本年度も青森県総合学校教育センターが実施する県内の先生方へ向けた講座の中でプログラムをご利用いただきました。この講座は「講義や演習を通して、見方や感じ方を広げたり深めたりする鑑賞の学習への理解を深め、鑑賞の授業の改善と充実につなげることを目指す」ことを目的として開催されたものです。
講座1日目の図画工作・美術の講座の午後を文化財活用センターが担当し、大きな掛軸である「焔」および「松林図屏風」を使用し、約3時間かけてプログラムを含めた研修を実施しました。鑑賞の授業での気を付けるポイントや言葉の選び方、作り方、授業案の構造などの公開を含めて演習を行ないました。講師は小島有紀子・松沼穂積(文化財活用センター企画担当)が務めました。
2日目は音楽の鑑賞授業に屏風を活用いただきました。屏風を見ながら講師の方が選んだ3曲を鑑賞し、どの曲が一番合うと思うかを参加者が選びます。音楽によって絵の見え方が変わり、教科連携の可能性がさらに広がった内容でした。
研修の様子① 玄関ホールに設置した「焔」を前に、実演しながらファシリテーションについて解説します。
研修の様子② 複製品を見た後は、鑑賞の方法論について実施例を含めて講義形式でお話しします。
研修の様子③ 児童・生徒になったつもりで松林図屏風の鑑賞をしてもらいました。見る位置や高さ、光を変えて見え方の違いを感じてもらいます。
研修の様子④ 見たことを表現する手法のひとつとして、ワークシートを体験していただきました。